メディア・娯楽・デモクラシー
研究テ一マ:「メディア・娯楽・デモクラシー:公共サービス放送のあり方を通して考える」
Media, entertainment and democracy: How they inflect public service broadcasting
日時:2007年4月13日(金)18:30〜
場所:日本新聞協会・大会議室
(100-0011 東京都千代田区内幸町2-2-1 日本プレスセンタービル7階)
Tel: 03-3591-3463 Fax: 03-3591-6149
問題提起:ジェームズ・カラン(James Curran, ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ教授)
司 会:渡辺武達(同志社大学)
※研究会は、会員でなくとも、参加できます。
直接、会場にお越し下さい。
現代の社会情報環境において放送の果たしている役割はきわめて大きい。また民主社会の維持・向上にとって、メディアの質的向上の重要性は世界的に指摘されるところである。そうした認識の下、放送研究部会では、同志社大学の特別招聘教授として来日する、イギリスのメディア研究の指導的学者のひとりである、ロンドン大学のジェームズ・カラン氏を招き、・イギリスにおける放送の公共サービスの成立過程、および・放送界全体における娯楽番組の増加によりそれがどのような影響を受けているか、さらには・そうした動きが政治権力の意志を含め、どのような背景を持っているかについての報告を聴き、日本のメディア学者との意見交換の場を設けることにした。また、放送における娯楽番組の増加が現代社会の民主制(democracy)の維持、向上、そしてメディアと社会倫理の形成にとってどのような影響をもつのかということについても議題としたい。
本研究会が積極的な討論の機会となることを願い、グローバルな視点からのメディアの公共性、娯楽と民主制との関連問題に関心を持つ人たちの参加を歓迎する。
☆なお、参加者のより深い理解のために、通常よりもやや詳しいレジュメを英文で用意します。質疑時間には、議論展開に必要な程度の英日・日英通訳をつけます。
☆以下は、本研究会参加にあたり、事前にお読みいただければ、参考になるカラン氏の書物(とくにその8章)です。
James Curran. Media and Power, London: Routledge, 2002, pp.240 『メディアと権力〜情報学と社会環境の革新を求めて〜』(論創社、2007年3月刊予定)