大学における「映像制作」実践の意義と理論的位置づけ

「大学における「映像制作」実践の意義と理論的位置づけ−何のためにどう授業をするのか? 参加者と共に考える−」

 日本マス・コミュニケーション学会/放送研究部会では、上記研究会を以下の要領で開催いたします。メディア実践の意義や目的を考え、参加者と意見交換するまたとない機会です。ぜひ、ご参加ください。

 司 会 : 砂川 浩慶(立教大学
 討 論 者 : 水越 伸(東京大学大学院)
 問題提起 : 小室 広佐子(東京国際大学

 日 時:2009年4月18日(土)午後2時〜5時
 場 所:立教大学池袋キャンパス10号館X104教室
 参加費:無料(事前申し込み不要)
 参加対象:制限はありません(学会員以外でも参加可能)
お問い合わせ:
 木 村 幹 夫(日本民間放送連盟)E-mail:kimura@nab.or.jp
 小 室 広佐子(東京国際大学) E-mail:komuro@tiu.ac.jp

 知識偏重教育が問われる中、大学においても実践的教育が注目され始め、機材の小型化、廉価化にも助けられ、大学における「映像制作」の授業は多種多様に展開されています。授業名称、設置学部、指導者の経歴、授業形態、作品の種類、いずれをとっても多様です。「映像制作」の目的も、作品そのものが目的である場合もあれば、技術習得、職業教育、ジャーナリスト教育、メディアリテラシー、企画力・協調性・社会性の獲得など、様々な次元の目的が掲げられています。
 しかし、従来の大学教育の得意とする知識獲得型の学習ではないため、「映像制作」のようなメディア実践は大学内外で必ずしも妥当な評価を得ているとは言い難いのが現状です。その理由の一つに、大学における映像制作の意味が理論的に確立されていない点があげられます。本研究会は、大学におけるメディア実践の意味を問うことにより「映像制作」の理論的位置づけを試み、それに基づいて授業展開の可能性を模索しようと企画しました。
参加者の皆さんと授業実践のヒントを交換、共有する時間も確保し、皆さんの積極的な参加をお待ちしております。